どうも、内藤です。
今回の話はライバルに1歩2歩も差をつける
取り組みで、これを意識化して
説明できるようになったら、
いろんな人が味方になってくれる、
そんな活動です。
もっと言えば、ここを先にやらないと
何度もここに戻ってきてしまう、という
避けては通れないもので、
これがわからないがために、
いろんなことに手を出してしまうのです。
では、本編にいきましょう
あなたは、ビジネスを何から
始めるか考えたことありますか?
顧客をはっきりさせることでしょうか。
自分はどんなことで問題解決できるかを
考えることでしょうか。
スキルを身につけることでしょうか。
とにかくビジネスの知識をつけることでしょうか。
色々思いつくかと思いますが、
何からやればいいか、と聞かれた時に
すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。
実際、僕も、ビジネスについて学び始めたとき、
何をやれば良いか、ということもそうですが、
「そもそもなんなのか?」という
答えを探っている状態でした。
おそらく駆け出しであれば、
みんなそうかもしれません。
でも、それは当たり前で、
思考のパートで
一番はじめにやろうとすることは
「それはなに?」
だからです。
これは赤ちゃんの頃から
みんなそうで、思考は必ず
「なに?」
から始まります。
だから、概念が形成されるまでは、
いろんな情報がつい欲しくなるものです。
(もちろん、恐れ(失敗したくないなど)から、
それを知りたいっていうのもあるでしょう。)
多くのノウハウコレクターは、
この概念を形成することに
フォーカスしているのだと思うのですが、
目的が定まっていないと迷走しがちですし、
もっと言えば、行動(体験)しなければ
概念形成はうまくいかないものですから、
ノウハウコレクターぎみの人は
「やってみる」ということ自体が
重要なアクションになるものです。
とはいえ、同時に
「何をやれば良いかわからない」
という壁にも阻まれますから、
結果、行動できないという悪循環に陥るものです。
そうなっている人も、
もしかしているかもしれません。
そういう時は、いっそのこと誰かに相談して、
具体的な方向性を示してもらう方が、
行動しやすいかもしれません。
だって、何やったらいいか
わからないんですから。
そういう時は
得意な人に相談してみると
案外クリアになったりするものです。
さて、少し話が脱線してしまいましたが、
ビジネスは何から始めるべきなのでしょうか。
この問いの答えを知っていることは
とても大事なことです。
何せ一番始めにやるべきことですから。
順番を守ることはとても重要だ、という話は
すでに取り上げています。
順番通りにやるからこそ、うまくいくのです。
守らなければ、うまくいくものもうまくいきませんし、
飛ばせば、またどこかでやらざる得なくなるのです。
さぁ、では一体それはなんでしょうか。
答え合わせをしましょう。
ビジネスは、まず自分の中の違和感に
気づくところから始まります。
だから、答えは
「違和感に気づくこと」
そしてこの多くは、全員例外なくやっていると思いますが、
意識化されていないことがほとんどです。
今回は、この違和感に気づくより先の
順番についても触れていきます。
順番としては、
1:自分の中の違和感に気づく
2:その違和感を解消するとどうなるのか?という理想を描く
3:理想から目的を見出す
この順番です。
「言われてみれば」
と思う人もいるかもしれませんし、
あまりピンとこない人もいるかもしれません。
しかしこの順番がとても大事で、
ここの精度の高さがすべての行動に影響すると言えますし
ここの精度の高さによって、
それが実現するかどうかが決まる、
とも言えます。
多くの場合、何をするのか?
といったことにフォーカスされがちです。
・LPが作れるようになろう
・WEBデザインができるようになろう
・映像を作れるようになろう
これはとても良いことです。
これらができなければ、
なりたいものにはなれないわけですから。
ですが、今回伝えたいのは
それより以前の「なぜ」の部分です。
今回は順番という観点で深掘りしていきます。
と、その前に。
フェーズについても
補足しておくと理解が深まると思うので、
先に少し触れておきます。
ビジネスには4つのフェーズが存在します。
これは先輩から教えてもらったことですが、
ビジネスが成長していくにつれて
ビジネスをする者がなるべき姿があります。
順番に言うと、
投資家→夢想家→起業家→経営者→投資家→・・・
です。
このフェーズという観点で言えば、
駆け出し、ビジネスを始める人がなるべき姿は
投資家です。
ですから、自分のビジネスを立ち上げたい、
独立を目指している、副業を始めたい、
そういうときは、まず投資をしなければ
成り立たないのです。
投資をすることで、
必要なスキルや知識が手にいれたり、
環境やツールを整備して、
誰かを助けるための準備をするんです。
だから駆け出しほど、
お金や時間を使う必要があります。
お金を生み出すために、
お金を使わなければいけない。
これが消費者目線での落とし穴です。
大衆や消費者はつい、安くて簡単に時間をかけずに
結果を得ようとしてしまいますが、
ビジネスというものはそうはできていないのです。
もちろん、良いサービスを受けたり、
良いツールを使うこと、良い講座を受けることで、
時短すること、効率化を図ることは可能ですが、
ビジネスをやる以上、誰かの問題を解決する必要がありますから、
その解決ができるようになるためにも、
投資して準備できなければ、話にならないのです。
ですから、ここをケチってるとうまくいきません。
でも多くの副業を始めようとしたり、
ビジネスを始めようとする人は、
「時間がない」「お金がない」
なんていうことをよく言います。
このおかしな構造に気付きますか?
一番、お金と時間を使うべき時期に、
お金と時間を使えない。
そういう感じで守りに入ってしまうと
うまくいくものもうまくいかないのです。
もちろん、ムダな出費、浪費につながってしまうようなものはNGです。
今、駆け出しなのであれば、
投資家というポジションですから、
ムダな出費ではなく、適切な投資につながることを
選択しなければいけないのです。
このフェーズの理解がごっそり抜けてしまうので、
多くの人は余計な買い物や変な講座に入って
時間をムダに使ってしまう、
なんてことをしてしまいます。
駆け出しなら、あなたは投資家です。
投資家として、
この一番初めのフェーズをきちんと理解し、
意識化して、向き合ってみてください。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
1:自分の中の違和感に気づく
2:その違和感を解消するとどうなるのか?という理想を描く
3:理想から目的を見出す
これらをもう少し解説をしていきます。
先ほど書いた通り、この行為は、
順番とともに誰もが自然とやっています。
ただし、あまりにも自然にやりすぎていて
意識化されていないことがほとんどですし、
もっと言えば、これをはっきりと自覚してやっていないことで、
脳が適切に活動していません。
ですから、具体的ではなく、
しかもすべての行為が曖昧になりがちです。
これをきちんとちゃんとやることで、
実現可能性が格段に上がるので、
まず意識的にやってほしいのです。
1:自分の中の違和感に気づく
新しいことをはじめようとする時には、
多くの場合、何かしら違和感が先にあって、
そこから行動に紐づいています。
きっかけはいろいろです。
たとえば
「3ヶ月でフリーランスになれる!」
という誇大広告をみて「いいなぁ」と思ったとかも
1つのきっかけです。
会社員で満足してたり、
今の生活に満足していたら、
そんな広告を見ても、一切響かないものです。
きっと何か自分の中で違和感があるからこそ、
それが欲求として生まれています。
SNSで流れてくる綺麗なイラストを見て、
「自分も作ってみたいな」と思ったとかもそうです。
実は自分も作ってみたいな、と思うことって、
かなりすごいことなんです。
あまり自覚的ではないかもしれませんが。
多くの人は漫画を読んでも
漫画家になろうと思わないのと一緒で、
基本的に読者は読者の領域から出ることはありません。
でも、読者が作り手の領域に
一歩踏み込むということは、
今の状態に何か違和感があって、
理想的な何かを求めて、
作るという行為を始めるものです。
その理想が何か?は人によって異なります。
どんなことでも違和感は、
欲求とか願望とかそういうものに
隠れていることが多いなと思いますし、
もっと言えば、不快感を感じることに、
ヒントが隠されていると思っています。
それを違和感のまま、スルーせずに、
一体どんな違和感なのか?
自分は何に一瞬気を取られたのか?
をぜひ意識化して欲しいんです。
ここが1番意識化されないところです。
「デザイナーになりたい」
と思っているなら、
きっと何か違和感があって、
それを解消するために、
デザインという選択肢をとっているはずです。
単にお金が欲しいのであれば、
やり方はいくらでもあるんです。
いくらでも手段がある中で、
それらに目がいかないのには、
理由があります。
それが単に顕在意識にまで
登って来ないだけで。
この違和感は、
全部言語化できなくても大丈夫です。
それこそふわっとしててもいいので、
キーワードを色々出していく、と全然良いでしょう。
それこそ、なんか気になるレベルで大丈夫ですから。
それをメモしておきましょう。
十分今後の役に立つはずです。
2:違和感を取り除いた理想を描く
さて、違和感が何かなんとなく見えてきたら、
次は理想を描く番です。
違和感の正体の言語化できるなら最高ですが、
大体初めての場合、そう簡単にはできないので、
なんとなく目星をつけるくらいで大丈夫です。
で、目星がついたら、この違和感がなくなったら、
どんな世界になるのか?
自分がどうなれるのか?周囲はどうなれるのか?
をイメージしてみてください。
具体的な方法は、実例をみていくことです。
「デザイナーになりたい」と
もし思っているのだとすれば、
それはどんなデザイナーなのか?を
ちゃんと具体化することです。
実際のデザイナーを見つけることもそうですし、
作ってる作品を集めることもそうです。
「自由なライフスタイルを送りたい」
と思ってるなら、
それはどんなライフスタイルなのか?
それを実際に体現している人を探してみてください。
会えるなら会ってみると良いでしょう。
それでまた自分が内面で持っている理想と
完全に一致するのか、
それとも全然違うのかがわかるはずです
イラストが好きなら、Pinterestで
自分好みのイラストを
ただひたすらまとめておく、でも良いでしょう。
どのイラストのどんな部分が理想的なのか、
「いいな!」と思うのか。
イラスト全部好き!というよりは、
この線のこの感じが好き、
という感じで、
細かいレベルで理想を追い求めてみましょう。
僕であれば、
レイアウトはエヴァやシンゴジラの監督である
庵野さんがいいなと思いますし、
モーショングラフィクスの
タイミングはURAっていう映像チームが
最高だと思ってます。
アニメの作画タイミングは
渡辺明夫さん(化物語)や田中宏紀さんが好きです。
絵柄はゆーげんさんが好き(ゲームのヘブンバーンズレッドが有名かも?)
とかとか。
あげた例で言えば、まだまだ細かくもないですが、
これをもっと細かいレベルで
これが自分の理想に近い、
これが最高って言える状態にしておくのが
大事です。
そのためにも日頃から
色々ブックマークはしたほうが良いですね。
使いやすいブックマークツールや
スクラップツールがあるなら
それでも構いません。
とにかく理想に近いものを
たくさん集めてください。
僕であれば、毎日5分でも10分でも、
Pinterestで好みのイラストや写真を
Pinしてたりします。
「透明感」
「好きな色合い」
みたいな感じでわかりやすように
カテゴリー分けしても良いでしょう。
音楽が好きなら、
自分好みのアーティストさんを
羅列するでも良いです。
どの曲がいいのか、どの曲調が良いのか、
色々調査してみてください。
こんなものが作りたいな、と思うなら、
こんなものを具体的に集めてください。
集めると、
どんどん具体的になっていきます。
ただ頭の中で想像していても
ピンと来ないものですから、
なるべくリファレンスを集めるんです。
そして、現実と理想を比較して、
自分の理想をちゃんと分離しておくことです。
これが自分の理想だ、と言えるように。
これが種になります。
種にならないと、芽はいつまで経っても
出てきませんから、まずは種を取り出すことです。
だから理想について思い描くことは
とても大事なんです。
結果的に、なりたい自分に紐づいています。
そして、先ほど解説した違和感との差分が
そこにはあるはずなんです。
違和感と理想を比較して、
どんどん解像度を上げてみて欲しいんです。
そして、この理想の解像度こそが、
リアリティを生み出します。
「想像できないものは創造できない」
とよく言われますが、それと一緒です。
理想が描けないのに、実現するわけがないのです。
とはいえ、いきなり解像度を
上げることは難しいですから、
少しずつ解像度を上げて、
理想をはっきりとイメージできるように
なってください。
3:目的を見出す
さて、最後に、目的を見出すパートです。
これはこれからやっていく活動の
全ての軸になります。
違和感、理想この2つから、
目的をまずは言葉にしてみてください。
言葉にする行為はとても難しく
スキルが必要になりますが、
この辺りも別途、詳しく解説する機会を設けます。
ということで、いかがだったでしょうか。
1:自分の中の違和感に気づく
2:その違和感を解消するとどうなるのか?という理想を描く
3:理想から目的を見出す
理想のカケラを探すパートは
楽しそうじゃないですか?
ぜひやってみてください。
楽しくないのだとすれば、
多分、それは理想に紐づいてないと思います。
まずはそこからです。
自分が感じてる違和感から理想を想像しよう。
ビジネスは何から始めるか?
それは「自分の中から違和感を意識化すること」でした。
その後に続くのが、
理想を描き、目的を見出すこと、です。
これがまず僕らが駆け出しの頃にやるべきことです。
このフェーズは、投資家フェーズですから、
ちゃんと時間とお金をかけてじっくりと見極める大事なフェーズです。
もちろん、
やらなければ見えてこないことも多いですから、
違和感を意識化するために、
理想を描くために、
必要なことに時間とお金を
かけていく必要があります。
ただ闇雲にやっていても
消費・浪費になってしまいますから。
だから、ちゃんと見極めて投資をしてください。
投資というと、
株式投資とかFX投資とか、
そんなイメージを持つかもしれませんが、
講座への参加、ツールを購入すること、
有料素材を使うこと、
などは、立派な自己投資です。
環境への投資も大事なことです。
投資というのは
勝つために行うものですからね。
今現在、サラリーマンなら、
投資というのはやりやすいはずです。
だって毎月安定的にお金が入ってきますから。
それをきちんとどこに何に投資するのか?を
意識してお金を運用すれば、
最終的にちゃんとお金になって戻ってきます。
これをやるためにも、以前お伝えした、
計測は大事なんです。
計測すれば、
余計なことに時間を使っていないか?
余計なことにお金を使っていないか?
が理解できます。
今、置かれている立場から、
適切に投資をしていくために、
ちゃんとお金を生み出し
時間を生み出していく必要があります。
そのために、計測しましょう。
ビジネスは博打ではありません。
適切な投資をして、
自分の違和感、叶えたい理想をもち、
やるべき目的をはっきりさせてから、
ビジネスを始めていきましょう。
それができれば、
いきなりライバルよりも1歩も2歩も先に行けます。
だって、このフェーズはみんなやりませんし、
やるなら後回しですから。
全然、キャッチーじゃないですしね:笑
キャッチーなものに引っ掛かるのは
消費者目線の人だけです。
消費者ではなく投資家になってください。
目的がはっきりしてれば、
本来モチベーションが枯渇する、
なんてことは起きません。
また、軸がぶれない人は強いです。
「こんなことをやりたいから、
今デザイナーなんです」
と言われたら、みんな応援もしてくれるものです。
優秀な経営者も、
「何ができるか?」ではなく
「何をやりたいか?」を聞いてきますから、
そういう理想と目的がはっきりしている人は
純粋に仕事にもなりやすいです。
「だったら、仕事あげるよ」
「ちょっとうちで仕事する?」
みたいにもなりやすいです。
本当に。
だから、正しい順番から始めていきましょう。
何事も。
今回は以上です。
ヒントになれば良いのですが。