あなたは男性性と女性性どちらに偏っているか?

どうも、内藤です。

男性性、女性性といきなり問われても
ピンとこないかもしれません。

なんとなく聞いたことのあるキーワードだけど、
よくわからない、という人もいるかもしれません。

男性性とは、実務能力のことをイメージしても良いでしょう。
実行していく力のこと。
形にしていく力のこと。
物質的なものであり、時間を司るもの。
ある意味では、不安そのものです。


目に見えるものについ意識がいくことも
その特徴かもしれません。


一方で、女性性とは、
願い、希望、好きといった抽象的なもので、精神的なもの。

空間を司るもので、
ある意味では、安心そのもの。


女性がそうであるように、
ただそれだけで魅力である、とも言えます。


男性性と女性性とは、
単に性別として男性・女性というわけではありません。


万物に陰陽があるように、2つの側面があります。
人の中にも、男性性と女性性が存在します。


よく2歳くらいの子供が、
好きなものを取られまいと嫌がる行為がありますが、
あれは、好きなもの(女性性)を守ろうとする(男性性)が
初めて芽生えたタイミングとも言えます。


そんなふうに、僕らにはどちらしか、というよりは
どちらも存在していて、それによって
僕らの活動は作られています。

以前、今どんなタイミングに生きているのか?
という記事で書いた通り、
僕らは今大きな分岐点に立っています。


今僕らはどんなタイミングに生きているか?

それは、世界文明が切り替わっていく、という大きな淵目の話ですが、
そのレベルで見た時に、文明レベルで言えば、
僕らの多くはまだ男性性を中心とした社会システムの内側で生きています。


男性性の社会システムをベースにしているからこそ
男性性の能力は必須とされ、
それがあるかどうかで評価の有無が決まる
わけです。


実務能力が求められ、物質的なものを優先しがちです。
先にも紹介したように、成果をきちんと出すには、
正しい目標を設定し、計測をし状態を測り、
それによって改善をして、物事を本来の形に戻していく。


そうやって、物質的に形作っていくことが
これまでの文明のベースの考え方であり、

その活動で多くを得られたものが、
成功者として讃えられています。

このコラムで掲げているテーマは
「自分の力でお金を稼ぐイメージをつける」
というものですが、


これもまさに、男性性をベースとした発想です。

女性性としてテーマ設定するなら、

「今から自分らしく幸せになる」

でしょうか。

だから、今書いている文章のほとんどの考え方は
男性性の発想に偏っている
とも言えるでしょう。

もしあなたが女性性の強い人であれば、
この男性性の発想はなかなか
受け入れ難いことも多い
はずです。

「物事を正しく厳密に計測しよう。」
「よくなっていく繰り返しをやり続ければいい。」

そんなこと言われても、
「好きなことじゃないと続かないよ」
とか
「面白そうじゃない」
とか

言いたくなるかもしれません。

そう声をかけてくれる人に共感を覚え、
ついていきたくなるかもしれません。


それはそれで正しいと思いますし、
女性性が強い人にとっては、
いくら男性性の正しい成功法則を語られても
実行できないことの方が多いかもしれません。

これまで、僕が書いてきたことは
あくまで、女性性の話は脇に置いておいて、
掲げたテーマに沿った話題で伝えているだけ
ですから、
違和感を持つのも無理はないのです。


むしろ、女性性に偏っている人であれば、
違和感を持つ方が正常
とも言えるかもしれません。

しかし、改めて書きますが、
今の社会システムは男性性がベースですから、


仕事で成果を上げるなら、
売り上げをきちんと作っていきたいなら、
男性性原理に則ったスキル習得は必須です。

なぜなら、そういうシステムで動いてますから。

そこでやっていこう、と考えているんですから、
男性性の考え方を取り入れなければ、
うまくいくはずもないのです。


みんなそうやって評価をし、判断し、
お金を移動させていますから。


もちろん、文明の切り替わり時期ですから
すべて、とはいうことはできませんが、
今の時期はまだまだ男性性が強い時期です。。

だから、

「数字の管理ができないんです。」
「お金の出入りに興味がないんです。」
「面白くないから続かないんです。」
「自分の好きとは違うから無理です。」


という理由だけで、
確定申告を免れないように、
今の社会システム、法律関連は
男性性を主軸とした発想です。


そうやって捉えると
女性性だけでなんとかなるものでは
ありません。


「こうなったらいいな」

と思い続けて、形になるものはないのです。


なぜなら、物質的な何かをする行為自体が
男性性原理に基づくもの
ですから。

だから、お金を稼ごうとしているのであれば、
あるいはもしフリーランスになるなら、

男性性をベースとしたスキルは必須ですし、
今の世の中を生きていくためには、
このスキルから逃れることはできません。


会社組織なら男性性スキルがある人がいなければ、
経営そのものが成り立たないのです。


さて、ではその前提でこんな問いをしてみましょう。


「あなたには実務能力がありますか?」


こうきかれて「はい、あります」と
自信満々に言う人は多くないでしょう。


どちらかと言えば、
過小評価をしたくなる答えを出しがちでしょうし、
第三者に判断してもらう質問のように思えます。


ですが、これ自体は、
自分自身できちんと把握しておく方が良い
僕は思っています。


自分は一体どれだけの実務能力があるのか?


自信がないという人は、大抵こんな感じかもしれません。


・つい物事を先送りしてしまう。
・自分の約束をつい破ってしまう。
・思いついたことばかりやって、なかなか積み上がっていかない
・達成した経験が少ない
・ついいろんなことに手を出してしまって、拡散していく
・誰かから依頼されたらできるけど、
 自分から動けない。


これまで何かをなしてきたことがない人にとっては、
結構思い当たる節が多いかもしれません。


僕も思い当たる節がないわけではないので、
こういう文章を書いて、
身を引き締めているわけですが:苦笑

たとえば、「物事の先送り」なんてものは
ついついやってしまいます。


すぐにやるの、めんどくさいですよね:笑


他には、いろんなものに手を出して、
やりっぱなしになっているものは多い、とか。


ありませんか?そういうこと。

でも、ただこういうことを積み重ねていくと
結果的に効率はどんどん落ちていきます。


だから、なるべく素早く決断すること。
決められないなら、先送りできないように
周囲の環境を整えてしまう。
やらざる得ない状況を作っておく。


次の打ち合わせの日程を確定しておく、とかね。


僕は結構そういうことをやって
自分をコントロールすることが多いんですが、
こういうテクニック的なものも含めて、男性性スキルだと思うんです。


楽しくないからできない。
面白くないから続かない。


女性性に偏っている人は
ついそう考えがちですが、
そういう発想ではなく、

どうすれば、楽しくできるか。
どうすれば、先送りせずに実行に移せるか。


そういう発想が大事なんです。

そうじゃないと、いつまで経っても
形になりませんし、物事は動きません。

もし何かが動いてきたことがあるなら、
それは誰かによって自分が動かされたか、
誰かが動かしてくれたから
です。



自分の実行力がない人ほど
そういうことに気づけなかったりしますから、
ぜひ振り返ってみてください。

自分から動きましたか?

自分から動いたことがないのに、
お金を稼ぎたいというのは
かなり難しいかと思います。

お金を稼ぐ行為そのものは、
能動的なものですから、自分が動く前提なんです。

口あけてお金が入ってくるなんて、そんな話ありません。

ただ事実として、行動した結果が目の前にやってくるだけです。

相関関係はちゃんと把握した方が良いかと思いますが、
その関係性さえわかれば、やるべきことは自ずと決まります。


仕事を終わらせる能力はとても大事。


どれくらい大事かっていうと、
物事を始めることよりも大事です。


多くの場合、始めるよりも
終わらせることの方が難しいものです。

それがそのまま実務能力とも言えます。


この能力は、今の世の中では、
めちゃくちゃ重宝されるスキル
です。


何せ、仕事をきちんとこなせるスキルですから、
指示通り、納期通りにきちんと成果物をあげられるだけで、
信用は勝手に積み上がっていきます。


難しいことなんか言わなくても
ただ、当たり前のことを当たり前のように
やるだけで評価が上がるわけですから、


それほど楽なものはありません。

自分を強く見せる必要もなければ、
卑下する必要もありません。

仕事ができれば、評価も手に入るでしょうし
時間も、お金も手に入るでしょう。


デザイナーや映像クリエイターという職もそうですが、
それ以外の職でもすべて同じです。

目標を立て、現状を把握し、
そこに対して適切な手段で実行できれば、
今の世の中で、必要なものは
大抵手に入るでしょう。

男性性の強い人にとっては、
今の世の中ほど楽なものはありません。

優秀な人ほどこの能力に長けています。


そんな簡単に実行できない

しかし、そうはいっても、なんだかんだ言って、
やりきれない、やりたくない、やる気が起きない、
という人もいるでしょう。

またそれらを乗り越える、
いろんなタスク管理術やマインドセットを身につけたとしても、
何か拭いきれない違和感はあるかもしれません。


ある種、仕事というものは自分を蔑ろにして、
実行するという側面がある場合もあります。

仕事内容によっては否定できない事実です。

要はその比率がどこまで小さいのか、大きいのか、
という話です。


なぜなら少なくとも今の社会システムの内側で活動するのであれば、
仕事そのものが
誰かの願いを叶えるためのものであり、
その活動をすることで、自分の生活が担保されるからです。

働かざるもの、食うべからず。

とはよく言ったもので、

仕事すべてを自分を蔑ろにしない活動には
できないと思うのです。

だから、やりたくないことも
出てくるのは仕方がないのです。

「確定申告やりたくない」

と言って、なくなるわけではありません。

ルールがそうなってるのだから無理でしょう。
やらないなら罰則です。

僕らができることは、

・自分でやるか

・専門家にやってもらうか

です。


ビジネスをする以上、
相手のニーズありき
です。

ニーズの中でも、自分がいかに
蔑ろにされない選択ができるかどうか、
が今の時代の楽に生きる戦略
とも言えるかもしれません。


いずれにせよ、
男性性スキルを磨くからこそ、
誰かの願いに応えることができる
んです。


これらを磨かないと、
自分にできることは何もない

ということになります。

本当は自分には価値があるにもかかわらず、
他者からは評価もされないし、
価値を認められることもない。

成果も得られなければ、
ちやほやされることもない。


女性性そのものは
それ単体では、弱く儚いものです。

存在しているだけで、価値がある

と思えるだけの偉大な存在ですが、
今の社会の評価で見てしまうと、
そう思えないことも多いでしょう。


だからこそ、自分の夢や願いを形にするために、
男性性スキルを磨く必要があると思うんです。


それは単にお金を稼ぐという理由以上に、
自分の好きや夢を守るために。

目次

まずできることは?


まずは、自分がどちらに偏っているのか?を
自覚するところから
始めてみましょう。


つい先送りしてしまう。
成果を出したことがない。
思いつきで行動してしまう。

そんなふうに、実行力がないと思う人は、
男性性スキルを磨く
ところから始めましょう。

女性性に偏っているというのは、
単に男性性を磨いてこなかっただけです。

男性性スキルを磨く過程で
生まれる反発心や他者との対立を
うまく女性性の柔和な雰囲気でカバーしていきましょう。


本来、持っている強みである
女性性をうまく活用すれば、
チームで生まれる衝突も
良い雰囲気で対応しきれる
はずです。

これまで伸ばしてきた女性性は
今の時代、とても求められるもの
です。

その安心感で人が寄ってくるでしょう。 

逆に、
成果を出してきた、
即決する
計画的に物事を実行できる、

そういう実行力のある人は、
自分の願いを今一度意識化
してみてください。

男性性スキルに偏っている人は、
女性性が閉じている傾向が多いものです。


本来、やりたかったことが
見えなくなってしまうと、
つい競争やゲームに走りがちです。

欲望に紐つけば、見栄や評価に
意識が向くものです。
それでは、磨いてきた男性性スキルが
もったいないです。


本当はどうしたかったのか?
を今一度、思い出すことができれば、
その実行力は自分の夢を叶える大きな力になります。

女性性という夢を叶えるために、男性性能力は存在します。

そしてぜひ、
その実行力を他者の手助けにも使ってみてください。


そうすれば、もしあなたが困った時に、
助けてくれた人が快く手を差し伸べてくれるはずです。
これまでたどり着けなかったところまで、
みんなでいけるかもしれません。


男性性と女性性。

これらはバランス良く成長させていく必要があります。

アンバランスでは、うまくいくものもうまく行きません。

そして、自由というのは、
この両者が手を取り合って
始めて成立するものです。


どちらが欠けても
これからの時代はダメなのです。

現時点で、ピンとこない話も
多いかもしれませんが、
実務能力を磨けば、自ずと
わかることも増えます。

概念的な話でしたが、
今回は以上です。
ヒントになれば良いのですが。

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