決めるとは何をすることか?

どうも、内藤です。


メルマガの方で
この記事に対する疑問をいただいたので
少し補足します。

「女性性が強いことで行動できないのかな?」
みたいな意見がありました。

少し誤解がありそうなので、
簡単に補足しておきます。


女性性が強いことは
とても良いことです。
 
 

女性性が強いから
行動できないのではなく、
女性性は行動の源ですから、
解釈をひっくり返す方が正確

かなと僕は思っています。

しかもこれからの時代は、
女性性をより開放していく、
という流れ
ですから、


育てていなかった
「男性性を育んでいく」
という意識を持ってもらえると
齟齬はない
かと思います。


決して女性性を否定しないでください。
全力で肯定していいです。
というか全力で肯定してください。


その肯定をするためにも
男性性を育てましょう。

自分の内側に、
男の子と女の子がいたとして、
女の子は外に出たいと思っている。
でも男の子はどうすればいいか
わからない。

そんなイメージでしょうか。

だから何かあれば、

「外は危ないよ。」

とつい言ってしまって、閉じこもってしまう。
みたいな。


ぜひ参考に。


さて、前置きが長くなりましたが、
今回のお話は
これをきちんと理解することで
物事が確実に動いていきます。

むしろここが疎かだからこそ、
動かないとも言って良いかもしれません。

また結果を出すためには避けて通れないものです。

これをやるから時間やお金などのリソースも
必要なところに集中させることができます。


もし実行力が足らないな、と思う人は
最後まで読んでいただければ、
今以上に視界がクリアになるでしょう。


「決めるとは何をすることか?」

この問いを読んだときに、
パッと答えが出ますか?


これが出ないのであれば、
もしかして「決めている」と思っていることが
実は「決めてない」かもしれません。

言葉の定義をきちんとしたり、
その行為が一体何をやることなのか?
を確認していくと、


意外にやってたようで、
やってなかった、ということが
多々あるものです。

なので、ぜひ今回はこの
「決める」という行為を
一緒に意識化していきましょう。

さぁ決めるとは何をすることでしょうか?

その前に・・・

なかなか決めるって難しいですよね。

僕もつい先送りしてしまう人間なので、
気持ちはよくわかります。


決めたつもりでも、
新しい魅力的なものが出てきたら、
つい目移りしてしまいますし、

なかなか決めないで、ギリギリになって
後で大変な目に遭うなんてことも
よく経験しています。


先送りするという例で言えば、
近々、電気代高くなるみたいだけど、
見直す、みたいなこととかですね。
 

僕は即決型の妻にせかされながら
やったわけですが、
やればすぐ終わるようなことを
ずっと先送りしたりするわけです:笑
 


あとは、会社員時代とかそうだったんですけど、
書類の整理を後回しにして、
机の上にどんどん書類が溜まっていく:笑

で、書類を探すのが大変な思いをする、
とか。

あとは、
誘われた飲み会に行くか行かないかで
結構迷ってしまう、なんてこともあります。

あるいは、
参加してる飲み会があまりにも
楽しくて残るか残らないか決めきれない
とか。


これは今でもありますね。


「人生は選択の連続だ」
なんていう言葉があるように
決めないといけないシーンは
日常的にたくさん存在する
と思うんです。


だから、つい先送りしてしまう人は
決めることがちょっと苦手だったり
億劫だったりすると思います。


でも、仕事やビジネスにおいては
この決める行為をおそろかにしてしまうと
リソースの無駄使いをしてしまった挙句
変なトラブルに巻き込まれたり、
結果が出ない
、ということになりかねません。


そんなことにならないためにも
ちゃんと決めていきましょう。

で、決めるとは何をするのか?という
答えですが・・・。

決めるとは、

「それ以外の選択肢を排すること」

です。


いいですか?


決めるとは、選ぶことではないんです。

数ある中で選んだもの以外を排することが
「決める」という行為
です。

なんとなく「決める」というものを
捉えていると、誤解をしてそうです。


僕も以前はこんな誤解を持ってました。

例えば、

決めることは、選ぶことだと思っていたし
決めることは、思いを新たにすることだ
とも思っていました。


よくある新年の願望みたいなもののイメージです。


「明日からやろう!」
「来月からやろう!」みたいな。

よくあるやつですね:笑

あとは、決めたこと以外は変えちゃダメ、
みたいな誤解もありそうですね。
完璧に間違えちゃいけない、みたいな。


そういうニュアンスで
「決める」を捉えているなら
決めることに怖さを感じるのかもしれません。


確かに決めて行動した結果、
成功することも失敗することもあります。


欲しいものが手に入らないこともあります。


でも、どちらであっても、
見える景色があるので、
本当は得られるものが違うだけで、
決めるそのものを
恐れる必要はない
んです。

何より物事を先に進めるためには、
決める必要があります
から。

決めるという行為ができる人は
やっぱり魅力的に見えますよね。

決断力のある人は、
結果を出しているイメージありますし、
決定する力を持っている人に
リーダー気質を感じると思うんです。
決めれらない人にとっては、
ついていきたくなると思うんです。


でもやっぱり決めない人が多いのも事実です。

フリーランスになる前に
とあるビジネスの先輩が


「多くの人は1%を残すからうまくいかないんだ」


こんなことを言ってたんですね。


今思えば「決めない」ってことだと思うんです。


決めるということは
それ以外の選択肢を排することですから、
1%も残さないってこと
です。

でもそれをついやってしまう。


1%の可能性を残しちゃうから、
結果目移りしてしまう。


1%をのこさないというのは、

例えば、就職したとして、
プロジェクトで失敗したら
会社を簡単に辞めないことと
同じようなものです。


会社員だったら、よっぽど会社を辞める、
という選択肢って出てこないと思うんです。

「いきたくないなー」
「辞めたいなー」はあっても。

プロジェクトに失敗しても、
上司に怒られても
嫌な同僚がいても、
会社にはいきますよね。

それ以外の選択肢を除いてますよね。


これと同じ状態です。


あるいは、仕事とかもそうです。


「仕事受けました。」


「でも面白くないから、
 やっぱり作業やめます」

なんてことはやりませんよね。


これは仕事を受けたら最後までやる、
という選択肢以外を排してるから
です。


ただ誤解しちゃダメなのは、
決めたものは一切変えちゃダメってわけではないんです。


会社員だったら、死ぬまで会社員か?
というとそういうわけではないですよね。


何かのきっかけで、
フリーランスになりたいと思うなら、
その選択肢を持ち出して、
色々検討して、準備して、
どこかのタイミングで
フリーランスになるかもしれません。

でもそれは、決めてる状態を
変えるための検討段階であって、

決める行為とはまた別物です。

定まったものを変えることと
定める前は全然違います。

災害が起きたり、
何か大きな問題が起きたら、
例外的にその場を離れることはあるし、
結論が覆ることはあります。
状況が変われば、
決めたことを変える必要も
出てくるかもしれません。


今回そういうことが言いたいわけではありません。

「決める」という行為は、
それ以外の選択肢を排することですから、


決めたつもりにならないでね、
っていう話
ですね。

もっと言えば、
選んだだけで他の選択肢残ってませんか?って話です。 


決めなければならないときに
優柔不断になってしまったり、
決めたあとコロコロと意見がかわってしまうには理由があります。

それは「考える」というプロセスがいい加減だからです。

「決める」という行為だけをきちんと理解しても、実は不十分なんです。

決めるとは排するだけですから、
それは本当に除いてよかったの?
っていう不安が生まれるのは、
決める前の行為がおそろかだからです。

そりゃ判断に困れば、捨て難いですよ。
だから決められない人の多くは
判断に困ってるだけで、
別におかしくもなんともなくてむしろ正常です。


正常だからこそ、
その前の工程である
「考える」
を大事にして欲しい
んです。

そして、この「考える」が
きちんとできるようになれば、
「決める」がうまく機能します。


元経営コンサルタントの先輩が言ってました。


「決める」は、「考える」ことで生まれるパワーである。
と。


そう、パワーなんですよ。


ものすごく威力があります。


だから決めた人はすごく魅力的に見えるし、
ついついていきたくなる。
結果も出るし、自信にあふれている。


ただ、残念ながら多くの場合、
考えるとは何か?がうまく定義できず、
実行されません。

だから、決められない。
だから、除けない。
だから、捨てられない。

そして、誰かに決められる、
あるいは、決めさせられる、ことになります。

これでは自分が思うようなことにはなりづらいですよね。


決めるとは能動的な行為ですから、
能動的な仕事やビジネスでうまくやっていきたいなら必須
です。

もし、人生を自分でコントロールしていきたいと思うなら。
言い換えれば、自立したいと思うなら「決める」は重要なスキルですし
その前工程である「考える」はもっと重要なスキルです。


あとできれば、
「決める」より「決まる」を目指しましょう。


脳科学でも証明されていますが、
意思決定にはエネルギーが必要です。


経営者の仕事は決めることですし、
先ほど書いたように人生は選択の連続です。


でも、いちいち決めるのは
大変じゃないですか。

むしろ決まってくれたらいい:笑


その

「決まる」

ためにも

まずは「決める」ができる必要があります。

「決まるが最も楽な状態」ですから、
もうこれしかないね、という状態になる。
    


この状態はやっぱり強いです。

経営者は大体この状態で仕事してるんじゃないかなぁ。

できることならここまで昇華したいですよね。

目次

まずできること


決めるとは「それ以外の選択肢を排すること」です。


今回、決めることの行為を明らかにしました。

ぜひ決めるときは、
選んだ選択肢以外を排してみましょう。


捨てるイメージに近いでしょうか。

捨てるの苦手な人は、
ちょっとやりづらいかもしれません。
僕も捨てられない人なので、わかります:笑


別のイメージで言えば、
「1%を残さない」というイメージを持つことでしょうか。


これもつい逃げ道を作っちゃいたい人は苦手かもしれません。


でも、これは少しずつ慣れたらいいと思います。


ただ、先にも書きましたが、
決められない、捨てられないってことは
むしろ正常
で、


考えることがうまく実行できてないからです。


うまくできないから余計に
決めるときにエネルギーを要してしまいます。

だから、「決められない」と思うなら、
もっと選択肢を増やした方が良いかも?
と思う方が良いかも
しれません。


「考える」と「決める」は行動していくためにはセットです。


決めたあとに、
「やっぱりこっちがよかった」
ということもあると思うんです。

でもこっちがよかった、ということは、
次からはそれを選ばなくていい、
ということがわかった
ということなので、
ポジティブに捉えましょう。


そして、決めないことで、
実は損してる確率が増えてる、
ということをちょっと
意識してみるのもいいかもしれません。

決めるまでの間は、
ずっとストレスかかってますから、
スパッと決めちゃった方が楽なことは多いです。

より成功する確率を増やすような決断をしたいなら、
ぜひ「考えるとは何か?」を意識化して、
使えるようになってください。

「考える」プロセスの精度が高ければ、
決めた後の成功確率は格段に上がりますし、

決めるという底力を実感できるようになります。


今回は、
決めるの定義と中身の話でしたが、
こうやってきちんとクリアにすると、
動きやすくなっていく
と思うんです。

言葉の定義から始めよう、と
一番はじめにお伝えしたのは
こういう理由です。


今回初めて、
言葉の定義を確認しましたが、
普段使っている言葉を見直してみてください。


定義と中身がわかれば、
これほど力強く頼りになるツールはありません。


今回は以上です。
ヒントになれば良いのですが。

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