クリエイターは雑多に知っていた方が良いと思うのです。

こんにちは、内藤です。

「何かが知らない」ということは
僕はちょっとリスクが存在する、と思っています。

これは日々の生活においてもそうですし、
何かを判断するときにも言えることです。

ベストな選択をしたいと思っているのであれば、
自分が「何も知らない」という状況は
決してベストな状態では、ないかもしれません。

なので「全知」までとはいかないにせよ、

「無知でいないように努力をすること」は
重要なんじゃないか、と思うのです。

そう、特にクリエイティブに関わるのであれば、
物事を深く理解している、幅広く知っている、ということは
その分、クリエイティブに大きく影響すると思っています。

さて、こんなありきたりな話を
今回したいわけではないのですが、

何かを知らない、ということは
クリエイターにとって、
他者に後れを取るんじゃないかと感じています。

例えば、ほとんどの創作物で
“完全オリジナル”というものはありません。

大体が、過去に作られた誰かのアレンジ
という場合が多いと思うのです。

“アップデート”

と言い換えても良いかもしれません。

仕事においても同じです。

デザインであれ、映像であれ、
基本はリサーチから入ります。

誰のためのデザインなのか、

誰のための映像なのか、

誰のための写真なのか、

これによって、雰囲気、使うパーツ、色、写真、レイアウトなどが
決まってくるものです。

ですから、ターゲットによって、
多くのものが規定される、という
言い方もできるでしょうし、

ある程度「最適な答え」というのが
創作物にも存在する、と僕は考えています。

ターゲットとしている多くの人が
気持ち良いと思える形、
みたいなイメージでしょうか。

そんなことを考えると、
“何も知らない”というのは
後れをとる原因にもなる
と思うのです。

「アイデア」は組み合わせだ
そんな風に言われたりもすることも
あるでしょう。

多くの場合、創造されたものは、
何かと何かの掛け合わせだったりします。

iPhoneなんてまさにその良い事例です。

iPhoneそのものを見れば、当時は確かに革新的な製品でした。

しかし要素要素を見れば、技術の掛け合わせです。

携帯電話もすでに市場に出ていましたし、
ミュージックプレイヤーも市場に出ていましたし
タッチパネルもすでに市場に出ていました。

その組み合わせで。

「スマートフォン」という概念を
作り出した創造はすごいことです。

ただそれが全てが完全オリジナルだったか、
というとそういうわけではありません。

これらは組み合わせです。

むしろ、組み合わせをうまく行うことで、
新しい概念を作り出している
という方が良いと思いますし、
それが「創作」である、
という理解を僕はしています。

そういう理解であるなら、
「何も知らない」でい続けることは、
創作の範囲が狭くなり続けることなんじゃないか、
とすら思うのです。

ですから、僕はクリエイターとして
何かを作り続けるなら、学び続けることが、
最低条件なのではないか
と思うのです。

ガンジーも言ってますよね、

「明日死ぬと思って生きなさい、
永遠に生きると思って学びなさい」

と。

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