「誰」というターゲットをはっきりさせよう

こんにちは、内藤です。

どんなものでも、仕事をする上で、
どういうお客さんを相手にするのか?
がわかっていないと、最高の仕事をすることはできません。

それをマーケティング用語で言えば、
「ターゲット」と言ったりするわけですが、
ターゲットをはっきりさせないことには、
「なんとなくの成果物」しか作れない、という
意味になると僕は理解しています。

この世界には、何をどのように作るのか?

という部分が確立されているものが多いですし、
それが仕事として、誰かの問題を解決するものとして
提供されていることが多いでしょう。

クリエイターで言えば、

・ホームページを作る
・ランディングページを作る
・プロモーション映像を作る
・WEB CMを作る
・ドラマを作る
・映画を作る
・システムを作る

など、です。

形は様々あるにせよ
これらは、「誰かのためにある」のであって
全員のためにあるわけではありません。

ですから、はっきりとターゲットを
理解した上で、その人のために作る
という考え方がすごく重要になります。

これは「名刺」というビジネスで
よく使われる媒体でも同じです。

肩書きに

「映像クリエイター」と書くのか
「セミナー映像業者」と書くのか
「モーションデザイナー」と書くのか
「ビデオグラファー」書くのか

これらは同じような意味のものもありますし、
そもそも違う意味もありますが、

渡す相手によっては、
理解されるものとされないものがありますし、
もっと言えば、理想のお客さんが目の前にいても、
反応してくれるのかしてくれないのか
すらも変わってきます。

セミナー映像を作ってほしいと思っている人に、

「映像クリエイター」

という肩書きは、もしかしたら

「セミナー映像って作れるんですか?」

というやりとりが来るかもしれませんが

「モーションデザイナー」

と書けば、

「これってどんな仕事なんでしょうか?」

となるかもしれません。

「セミナー映像業者」と書けば

「実は、今、セミナー映像を作ってくれる人を探していて・・・」

となるかもしれません。

名刺だけでも、
これだけの違いがあるわけですから、
さらに複雑なものを作るのであれば、
余計に「誰のためのものか?」を
はっきりさせる必要があります。

これがはっきりしていなければ、
狙った反応を取ることはできませんし、
届けたいメッセージは1mmも届きません。

多くの人は、ターゲットを定める
という行為をするときに
できるだけたくさんの人に届かせたい
と願うものです。

ですから、

「あれもこれも」なんて考えてしまいがちです。

しかし、実際にはそんなことは無理ですし、
そーいうものほど、
誰のためか、がわからなくなります。

あのスティーズ・ジョブズですら、
appleの広告を作るときに
あれもこれも、と要望を出して、
世界的に有名なクリエイティブディレクターの
リークロウに指摘されたように
あれもこれもは無理です。

だったら、まずはたった一人の理想のお客さんを
想像して、その人のために何かを作る方が
ずっと良いんじゃないか
と僕は思うのです。

しかし、それでもビジネスに慣れていない人であれば、
理想のお客さんに似た人が目の前に全く現れなかったり、
あるいは、ターゲット以外の人が反応してきて、
少しネガティブなことを言われたりすると、
途端に「あれもこれも」という行為に戻って、
結局よくわからない人のためのものを作り始めます。

これが仮に「サービス」を提供しようとしているなら
理想のお客さんのための「サービス」を
作ったにもかかわらず、誰も人が来なくて、
非難ばかりされた、という状態です。

ターゲットが定まっていて、
ターゲットが確実に欲しいと思っているニーズのサービスなら、
反応がないのは、別の理由です。

自信のあるサービスなら
ターゲット以外の人が反応したとしても
僕らに必要なのは、気にしない強い心です。

例えば、あなたが子供向けのアニメを作ったとしましょう。

そのアニメを子供に見せたら、子供は大変喜んでくれました。

しかし、一方で大人がそれを見たら、

「そんなのは子供は喜ばない。もし喜んでいるとしたら
一部の子供だけでしかない、そんなの作るな。」

みたいなことを言われたとします。

このときに、僕ら創作者は
批判する大人の意見を取り入れる必要はないと思うのです。

聞くだけ聞いても良いと思うのですが、
作ったときにはっきりと理想としている
お客さん(ここでは子供)が喜んでくれていたら
それで良いのはないでしょうか。

仮に特定の子供が喜んでいるのであれば、
特定の彼らのためのアニメだった
ということです。

それはそれで良いのです。

これは簡単な事例ですが、
サービスになった途端、状況は複雑化しますし、
人は好き勝手発言するものですから、
惑わされることは多いはずです。

そうやって、志半ばで消えていった
サービスはきっと多いでしょう。

こんな風に、ターゲットを定めても
反応次第では、ブレてしまうなんて人も
多い
気がします。

ですが、ターゲットがはっきりした時点で、
周囲の反応は関係ないことも多々あります。

そこできちんと吟味すべきです。

そこをぶらさずに、抑えるべきターゲットを
はっきりさせないと誰のためでもない
最も不要なものが出来上がるかもしれません。

せっかく作るなら、
最も必要なものを作りたいものです。

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