どうも、内藤です。
今回の話は、
独立や副業を目指している人のための、
順番のお話です。
もしこれからデザインや映像などで
仕事にしていこうと考えているのであれば、
やることというのは決まっています。
この順番がわかれば、
順番の通りにやるだけで
徐々に成果が出始めてきます。
この話で手に入れられるのは
・成果が確実に出る順番
・少し先の未来の地図
です。
実際にこの通りにやった人からは、
「仕事の受注がうまくできた」
「これを言われるまで、
ずっとやらずに先に進みませんでした」
という声を貰います。
スキルを仕事にする場合、
スキルアップを重点におきすぎて、
順番を意識せず、やることを間違えているのです。
物事にはやるべき順番があります。
逆に成果が出ないひとというのは、
今回紹介するフェーズのどこかで
立ち止まっている人です。
今回すべての順番を
紹介するわけではありませんが、
デザイナーなり映像クリエイターなり、
仕事をしていく上で、必要なことですから、
ぜひスキルをお金に変えたいなら、
やってみてください。
独立・副業をするためにやっておくフェーズとは何か?
今回、実際に仕事にするまでの
フェーズについて共有していきます。
サラリーマンであったり、主婦であったり、
これまで会社やパート以外で
お金を得たことがないに人にとっては、
何から手をつけていいのか、
と困ってしまうかもしれません。
実際、僕もサラリーマンから
フリーランスになるために
右往左往してきましたし、
フリーランスになってからも
色々模索してきた時期がありました。
「順番がある」
と言われたら、
その通りにやっていたでしょう。
さぁどんな順番でしょうか。
フェーズ0:スキルを磨く
フェーズ1:作品を完成させる
(形にし実績を作る)
フェーズ2値段をつけ、ポートフォリオを作り公開する (サービスにする)
フェーズ3:外に出て営業し人を助ける(問題解決をする)
フェーズ4:お客さんが求めてるものを知り、自分の価値を自覚する(ニーズを深く理解する)
フェーズ5:自分の強みを磨き、専門家として名乗る(プロトタイプを作る)
今回それぞれのフェーズについて
解説していきます。
フェーズ0:自分の良心に従い、
興味のあることを始める(スキルを磨く)
一番始めにやることは、
そもそも自分が興味あること、
没頭できること、夢中になり、
熱中できることを始めること、からです。
これはやってみることが一番ですが、
思考実験として、
取り出す方法も紹介しておきましょう。
<5つの制限を取り払う>
・お金が無限にある
・時間がすべて自由に使える
・誰もが味方
・自分には才能があり、
どんなスキルも身につけられる能力がある
・健康で元気
この5つの制限を取り払った時に、
何をやりたいか?をぜひ考えてみてください。
そこに答えがあるものです。
もしここで出てきた答えで
スキルに紐づくものがなければ、
実際に面白そうなものを
試しにやってみることです。
今はネットでいろんなものが
無料でできる時代です。
画像制作であれば、
canvaというツールを使えば作れますし、
動画編集であれば、
davinci resolveというツールで可能です。
WEBページであれば、
wordpressを使えば可能ですし、
FigmaやSTUDIOというノーコードツールも
使えます。
3Dモデリングやアニメーションであれば、
blenderというツールでできますし、
ゲームであれば、
unityやUnreal Engineで可能です。
わからなければAIに
サポートをお願いすれば良いのです。
そう、今の時代、なんでもできるんです。
だからこそ、自分に何が興味があるのか?を
試してみて、やってみることです。
人の成長は、やってみるから始まります。
やってみて、一番熱中すること、
没頭することにフォーカスしてみてください。
熱中、没頭するまでいかなくとも
これはやっていて楽しい、
でも十分良いのです。
これが一番始めのフェーズです。
またこのフェーズでは
まず何を仕事にしたいか?という
方向を決めるフェーズでもあります。
仕事にした時に、
やりたくない仕事を続けるには、
とても辛いですよね。
テンションも下がりますし、
わざわざ新しい仕事をする意味もありません。
だからこそ、
自分がやっていて楽しいと思える
興味があることを初めて、
スキルアップする方が良いでしょう。
というか、スキルアップには、
エネルギーをこめて時間かけて
レベルアップしていく必要がありますから、
そもそも興味があることベースにやらなければ、
意味がないんです。
多くの場合のモチベーション問題は
そもそも興味がないこと、
やりたくないことを
やっていたりするからです。
続かないことを頑張っていても
時間の無駄ではないでしょうか。
ほっといてもついやってしまうことにこそ、
意味があり、あなたがやる必要のあることです。
フェーズ1:作品を完成させる
(形にし実績を作る)
フェーズ1では、スキルアップしたもので、
実際に作品を作ることです。
課題をこなす、模写する、トレースする、
そういうものでも構わないのですが、
これらはあくまで練習に過ぎません。
だから、このフェーズではできれば、
実際に自分が1から考え、
最後まで完成させたものを作ってください。
知り合いや家族から
お願いされたものを作ってみる、
とかでも大丈夫です。
依頼される相手がいるのであれば、
その人のために、
いないのであれば、
自主制作として作ることが大事です。
これは単に課題をこなしたり、模写したり、
というものとはそもそも難易度が異なります。
依頼される相手がいるなら、
相手のことを考えて作ることになりますし、
自主制作であれば
自分が納得いくようなものを作らなければ
意味がないわけです。
重要なのは
「最後まで完成させる」
これが何よりも大事です。
フェーズ2:値段をつけ、
ポートフォリオを作り公開する
(サービスにする)
フェーズ2では、
自分が作った作品に対して、
値段をつけることです。
作品を3つ以上作ったら、
いよいよ値段をつけていきましょう。
「え?3つでいいの?」
と思うかもしれませんが、
まずは3つで構いません。
ソーシャルプルーフという言葉ありますが、
3つあれば、そこから人は勝手に想像し
行動を変えるものです。
だから最低3つです。
それ以上はあればあるだけ良いので、
まずはポートフォリオを作り、
新しい作品ができれば、
ポートフォリオにアップする
というスタイルを取りましょう。
またこの段階で、
値段をつけてみてください。
値段をつけるからこそ、
人はその作品を見て、
それは仕事として依頼できるものだ、
と認識します。
ちょっと想像してみて欲しいんです。
普通によくある家を見て、
そこをカフェだとは思いませんよね?
もし友人の家に、
なぜかメニュー表があったら、
どうですか?
「これ何のメニュー?」
「実はうちのやつだよー」
「え!?もしかしてカフェとかやってるの?」
みたいな話になると思うのです。
値段をつけるからこそ、
仕事として認識されるものです。
逆につけなければ、
依頼できるのかどうかすらわからないのです。
でもそれをあえてお客さんは
言ってくれません。
よほどのことがない限り、
口にはしないのです。
だからこそ、値段をつけ、
ポートフォリオとして掲載し
依頼可能な状態にしておくのが大事なんです。
それにポートフォリオを作ったからといって
いきなりアクセスが集まるわけではありません。
だから3つから始めて欲しいんです。
あとはそこにアップしていく
という繰り返しを始めて欲しいのです。
作品を作れば作るほどに
どんどんポートフォリオサイトは充実していきます。
やればやるほどに、
繰り返せば繰り返すほどに
よくなっていく活動ですから、
やらない意味はありませんよね。
また値段も合わせて
ポートフォリオとして掲載しておくと、
より受注しやすい状況が生まれます。
ここで、疑問にこともあると思うので
補足しておきますが、
ネット上を見ると、
ポートフォリオを掲載しているのに、
値段をつけていない人がいること、
あるいは、値段を提示しない方が良い、
という人もいる点についてです。
これは自分がどういう業界で、
どういうスタイルで仕事をしたいのか?
によります。
というのは、
どういう案件はどれくらいの値段でやるのか?
を公開するしないはあなたの自由です。
公開しないからといって、
自分で値段をつけないというのは違います。
自分の中で値段をつけるからこそ、
相手がいってきた値段に対して、
それは自分にとって高いのか?安いのか?の
判断ができ、交渉できるようになるんです。
いわば、値段設定というのは、
自分の基準です。
自分がどの値段で仕事をすれば、
負けないか?の判断ができるのです。
値段を外に公開することの意味は
どの程度の値段でそれをお願いできるのか?
がわかるので、相手も依頼しやすくなる、
という点です。
多くの場合、
見積もりを取るのが面倒と思っていますし、
依頼者が知りたい多くのことはやはり価格ですから
それを見ただけで、値段感がわかるのであれば、
お客さんからしたら検討材料としてあげられるのです。
とはいえ、仕事を受注するこちらとしては
実際に作業内容がわからなければ、
公開しづらいということもあるでしょう。
だからこそ、公開するかどうかは、
仕事内容によりますし、
どういうスタイルで仕事をするのか?によるんです。
やっぱり、相手の求めている作業内容に応じて
見積もりを出して、受注したい
というような内容が適切なのであれば、
値段の公開範囲は、限定的にする必要もあるでしょう。
とはいえ、ネット上で仕事をする場合は、
わかりやすくしておくというのは、
鉄則みたいなものです。
あえてパッケージを組んで、
この案件はいくらです、
と提示するのはテクニックとして
知っておくと良いでしょう。
ちなみに、ポートフォリオの見せ方として、
僕が理想だなと思うページを紹介しておきます。
LPデザイナーとして活動している片岡さん
https://kataokadesignmarketing.net/
彼のページはもうかなり前から見ていますが、
ずいぶん最適化されていると思っています。
これは広告ページとしても
そのまま機能しますから、
優秀なページとして押さえておいてください。
迷ったら彼のページを参考にして
つくりましょう。
この問題をはっきり解決したいと
明確なものの場合は
こういうスタイルが良いものです。
僕はわかりやすいポートフォリオとして
あげるとしたら、真っ先に片岡さんをあげます。
もっと別のスタイルも
紹介しておきましょう。
映像チームのhurray
https://hurray.fun/
こちらはエンタメ系の映像制作よりの
ものですが、それでもこのスタイルもありです。
少しビジネス色を減らしつつなので、
訴求感は押さえていますが、
それでも実績ははっきりしていて、
どういうメンバーがいて、
どういうスタイルで仕事をしているか?
がわかりますよね。
作品推しのスタイルです。
あと、ちょっと見づらい感もありますが、
イラストレーターとして活動している、
よー清水さん
https://www.yo-shimizu.com/
彼も参考にして良いでしょう。
特筆すべき点は、
スタイルを明確にしているところです。
後半の
スケジュール
対応業務
打ち合わせ
案件の内容
実績公開
報酬について
などなど
事前に情報を出している点です。
こういう、情報を先出することで、
依頼する側は可能なのか?という
判断ができるわけですから、
問い合わせてわざわざ聞いてくる可能性も
ぐっと減らせるんです。
ちなみに、
ポートフォリオを作成するときのコツは、
3つ。
1:圧倒的にわかりやすくすること
2:何ができ、何をしてくれるのか?を
明らかにすること
3:依頼できる入り口を用意すること
よくコピーライティングを学んだ人で
やりがちな間違いとして、
PASONAとかAIDAとかの法則を使って
文章を長々と書いてしまうことです。
クリエイティブ職で、
ネット上で仕事を受注するための
ポートフォリトサイトとして載せるべきことは、
まずは実績です。
先ほど紹介したページもそうでしたよね。
クリエイティブ職の会社で
「ポートフォリオを見せてください」
と言われた時に、出だしから、
「〇〇に困っていませんか?」
みたいな出だしのページを見せますか?
普通に考えたら、おかしいですよね:笑
もちろん、トップは目を引くような
ちょっとした仕掛けを準備することは
あるかもしれませんが、
採用されるかどうか、の場で、
PASONAやAIDAは明らかにおかしいのです。
こういう文章の構成というのは、
使うべきシーンでこそ意味があるもので、
コピーライティングで一般的に
言われている型だから、
という理由だけで、使うものではありません。
ポートフォリオサイトを
わざわざみる人というのは、
その仕事を依頼できるかどうか、
を気にしている人です。
採用するかどうかであれば、
自分たちの会社にマッチしている人材かどうか、
が判断基準です。
過去どんなものを作ってきたのか?
というスキルこそが最も注目しています。
だって、仕事依頼したいなら
誰だってそうじゃないですか。
これつくれるの?と。
クリエイター職と考えたら
当たり前ですよね。
御託はいい、お前は何ができるんだ!?
です:笑
注目すべきはじめの一歩以外は、
さっさと実績を見せてしまって、
一体自分にはどんなことができるのか?
を提示することが
ポートフォリオサイトでやるべきことです。
そして、自分はどんなことまでやるのか?
どういうスタイルでやるのか?
という部分まで明示して、
あとはお問い合わせフォームを準備しておけば、
それを見てお願いしたいと思う人は、
お願いするものです。
フェーズ3:外に出て営業し、人を助ける
(問題解決をする)
フェーズ3では、フェーズ2で
作ったポートフォリオサイトや作品集を持って、
外に出かけるフェーズです。
今は、ネット上だけでも色々接点がありますから、
物理的に外に出かけるでも良いですし、
ネット上で誰かと交流するでも良いでしょう。
そして、実際に自分ができるスキルで、
人を助けることがこのフェーズでやることです。
フェーズ2までは基本的には
内にこもった活動です。
依頼される相手がいて
作品を作った経験があったとしても、
それは大抵知り合いレベル。
フェーズ3では、まだ見ぬ理想客を求めて、
足を動かし人助けしていくフェーズです。
だからここでやることは、
どれだけ外界と接点を取れるか?を
考えることです。
考えるには、意図(目的)を明らかにし、
目的にあった選択肢を全部あげ、
選択肢から1つ選ぶ
という工程でしたから、
このフェーズでやることは、
自分の理想的な顧客はどこにいるのか?
という問いを解くことです。
この問いを解くには、
自分の理想的な顧客は誰か?
を解かなければ、辿り着きません。
そう、つまり、ビジネスというのは、
「理想的な顧客は誰か?」
を特定しなければ、始まらないのです。
もしあなたが嫌な顧客とずっと関わっているなら、
朝起きた時、さぁ今日も頑張るぞ、
とテンション高くやる気を持ってできるでしょうか?
そんなことはないですよね。
愛すべき困っている顧客を
相手にできるからこそ、
あなたのモチベーションは上がり、
熱量を持って仕事に向かうことができるんです。
またビジネスでうまく行っていない、
という方であれば、
顧客を一度チェックしてみてください。
チェック項目は、次の2つです。
・守るべき、愛すべき相手(ともに目的
を共有し、実現していきたい相手)を
顧客にできているか?
・些細な結果にも最大限の努力(お金、
時間、手間)を惜しみたくないと思える相手か?
(顧客を前にした自分の内面をチェック)
もしこれができていないのであれば、
相手にする顧客を間違えています。
さぁあなたの理想的な顧客は
どこにいるでしょうか?
それを探す旅に出るタイミングが、
フェーズ3です。
理想的な顧客を探すために、
いろんな選択肢を持ち、
いろんな人に関わってみましょう。
人と関わり、人に相談してみてください。
そうすれば、理想的な顧客が
集まっている場所ば見えてくるはずです。
必ず日常的にアクセスしたり、
目にする場所があり、
特定のメッセージで反応してくるものです。
フェーズ4:お客さんが求めてるものを知り、
自分の価値を自覚する
(ニーズを深く理解する)
フェーズ4では、
顧客が求めているものを探りながら、
自分の価値を自覚するフェーズです。
フェーズ3でいろんなところに出かけ、
いろんな人に出会い、
いろんな人を自分のスキルで手助けしていくと、
実際に困っている人が
一体どんなことにつまづいていて、
どんなことに価値を感じてくれるのか?
が見えてきます。
これは、内にこもっていた時とは違い、
「え?こんなことに困っていたの!?」
と思うような内容すらあるでしょう。
よくLP制作の話で言えば、
制作する長さ問題、
というのがあったりしますが、
5000文字まで、なんていう表記で
仕事をやる人がいます。
しかし、お客さんからすれば
5000文字というのがパッとイメージできませんし
(調べればわかるものですが、それが面倒)、
5スクロール分まで、みたいな表記も
イメージが湧かないものです。
「イメージが湧かない」
もうこの時点で、
サービス提供者として失敗しています。
お客さんからすれば、
長さで値段が変わってしまうことに
悩んでいたり、
困っている人も多いので、
そういう部分を理解せずに、
自分が勝ちたいがために(負けないために)、
長さ制限をする人も多いわけですが、
実際のニーズを理解すれば、
どうすべきか?も見えてくるものです。
こういう言葉になっていないニーズを
きちんと把握していくことが、
フェーズ4でやることです。
そして、自分ができることが
どれだけ求められているのか?を
正しく認識するタイミングです。
ビジネスとはニーズありきです。
ニーズさえあれば、
いくらでもビジネスになります。
もちろん、ニーズが少ないからといって、
ビジネスにならないわけではありませんし、
ニッチなニーズだからこそ、
ものすごく重宝される、というものもあります。
ですが、まず基本としては
顧客が何を求めているのか?
何に価値を感じているのか?を
把握しないことには、
取引はできないものです。
これは単にネット上で
リサーチするというものでは
見えてこないものです。
だからこそ、フェーズ3を経た上で、
仕事をしながら顧客のニーズと
自分のスキルの価値を
自覚していく必要があります。
これができなければ、
実は”ただの便利屋さん”になってしまう
可能性が高いのです。
フェーズ4では、ビジネスの感覚を
自分の中で取り入れるフェーズです。
フェーズ3まではあくまで自分の世界だけで
閉じていて、外に出るからこそ
相手が見えてきます。
ここでみえてきたこと、気づいたことを
どんどん自分のサービスや値段表、
仕事のスタイル、考え方に取り入れていくのです。
フェーズ3までは割とすぐできることですが
フェーズ4になったら相手が関係しますから
このフェーズまではさっさとやるべきです。
残念ながら独立副業を目指している人の
ほとんどはこのフェーズ4に行く手前です。
このフェーズ4でやったことは
のちのフェーズ5でものすごく活きてきます。
だからこそ、ここのフェーズでは
どれだけ人と出会えるか?
人を手助けできるか?という
視点が重要になってきます。
フェーズ5:自分の強みを磨き、
専門家として名乗る
(プロトタイプを作る)
フェーズ5では、フェーズ3とフェーズ4で
見えてきた知見や経験をもとに、
理想的な顧客のために
自分ができる強みとスキルを、
専門家というわかりやすいラベルを
貼って名乗るフェーズです。
これは、ネット上で活動する上では必須ですし、
あなたがフリーランスとして独立して
やっていこうと思うなら避けては通れないでしょう。
なぜなら、専門家として名乗らなければ、
埋もれてしまうからです。
独立という選択をする場合、
取る必要のある戦略は、差別化戦略です。
WEBデザイナーと名乗っただけでは
ネット上にいる有象無象と変わらないのです。
これはネットだけではなく、
オフラインでも同じです。
WEBデザイナーなんていくらでもいますし、
映像クリエイターなんていくらでもいる時代です。
それは単に職を指しているだけですから、
相手から見たら、何ができるの?
と思われてしまうわけです。
その時に
「私はこんな専門家です」
と名乗れるかどうかが、集客をする上で、
仕事を受注する上で最も大事なことです。
「なんでもできます」
といってしまうような人間というのは、
いってしまえば、
「何もできません」
といっているようなものです。
もし、本当になんでもできるような人
だったとしても、
「〇〇の専門家」とか
「これが強みです」と名乗った上で、
そこから実際に仕事をしていく方が良いのです。
そして、仕事をしながら、
実は、あれもできるこれもできる、
と相手が分かれば、
そこからどんどん仕事は
芋づる式のように出てくるものです。
しかし相手に見せる入り口として
「なんでもできる」
は戦略としては決してベストとは言えないんです。
だって、何者か?がわからないから。
何ができるかわからないから。
顧客が求めているものは、
第一にわかりやすさです。
一体他と何が違うのか?
これがきちんと表現できて、
かつ実力として見合っていなければ、
差別化戦略はうまくいかないのです。
ぜひフェーズ5で一体どんな差別化をすれば、
うまくいくのか?を考え仮説を立て、
サービスのプロトタイプを作り始めてください。
すでに気づいた人がいるかもしれませんが、
実はフェーズ5が長くやっていくための
ビジネスの入り口です。
今自分がどのフェーズにいるのか?を把握して、
そのフェーズを終わらせよう
今回、紹介したフェーズは全部で6でしたが、
自分が一体どこのフェーズにいるのか?を
ぜひ考えてみてください。
まだ何も始めていないのであれば、
何をやるかを決めましょう。
まだポートフォリオを作っていないのであれば、
ポートフォリオを作ってください。
もうすでに作っているのであれば、
それを使って外に出ましょう。
外に出て人助けをすれば、
いろんなことに気づいていくものです。
この気づきこそが重要で、
この気づきを得るために
フェーズを終わらせていくのです。
以前から書いているように、
独立で取るべき手段は、差別化戦略です。
この差別化戦略が取れるからこそ、
ビジネスはうまくいきます。
取れなければ、
売れない芸人の如く終わってしまうのです。
便利屋として
ゆるゆるとやっていくことは可能ですが、
それではあまり楽しくもないでしょうし、
時間労働として辛い思いをするかもしれません。
これはなにも制作会社から仕事を受注する、
請負として仕事をする人でも同じです。
依頼する会社はあなたに強みがあるからこそ、
あなたに依頼する意味があるからこそ、
依頼するわけです。
そこがはっきりを自分で自覚できていなければ、
どこかで契約終了なんてことは
簡単に起きるものです。
同じスキル、
自分よりも人間性が高い人がいたら、
どうでしょうか?
強みを自覚すること、
言語化すること、
ビジネスを長くやっていくうえでは
めちゃくちゃ大事です。
そのために、まずは必要なフェーズを
終わらせていきましょう。
今回は以上です。
ヒントになれば良いのですが。