どうも、内藤です。
今回は、
物事を楽にスムーズに進めていくために
必要な人間関係について、先輩から教わったお話を紹介します。
多くの場合、人間関係を
どうやって構築していくか?を意識しますよね。
構築していくことは大事なことですが、
それよりは既にある人間関係をいかに潤滑に
修復しきるか、のほうが重要です。
しかも今回は、
どんな人間関係でも使えますし、
12人と限定していますが、
使える範囲は、自由です。
とはいえ、真っ先にやってほしい
関係性を例に、お伝えしていきます。
では本題です。
今回の話は現実創造のメカニズムを
応用する話題です。
このメカニズムは
頭だけで理解していくと
ついつい研究者っぽい、
理屈で考えがちになります。
ということを
先輩に言われたことがあるんです。
実は、僕がメカニズムを扱うときに
そういうスタイルで取り組んでいて、
ちょっと助言を受けたことがあるんです。
現実は実践してこそ意味があるものです。
理屈っぽく考えるだけで
実践が伴わなければ
現実自体をうまく再創造することができないまま、
過ごしてしまいます。
またメカニズムを頭だけで
理解しようとしていたことがあるので
よくわかるんですが、
これは得策ではありません。
わかるから、実行でき、
実行するから、わかる。
こういうサイクルをやるからこそ、
メカニズムは深い理解にいたりします。
しかし、意識的にやってみないと
頭だけでわかったつもりになり、
ついつい目の前の人を変えたくなってしまいます。
現実創造のメカニズムは、
良くも悪くも
自分が原因と言ってるようなものですから、
これを相手に適応してしまうと、
その人が抱えている悩みは
その人が悪いとなってしまいます。
ある意味では、正しいわけですが、
それを観測している人もまた、
原因の一端を担っている、と考えれば、
その人がすべての元凶だ、なんて言うのも
おかしな話です。
実は僕は、そういう風に、
理屈で考えがちになってしまった
時期がありました。
現実創造のメカニズムは
相手に当てはめて、
人を責めるようなツールではありません。
現実創造ですから、
自分の現実をどのように創造していくか?に
フォーカスするべき仕組みです。
今回は人間関係にフォーカスして、
その使い道の応用を一緒に考えていきましょう。
前置きが長くなりましたが、
人間関係の修復でやるべきことは、これです。
相手が本当にして欲しいことを今やること
現実創造のメカニズムからすれば、
そのままですね。
人間関係というのは、
僕らが生きていくうえでとても重要な要素です。
特に人間関係は、
身近で自分にとって与える影響が大きい人ほど、
その関係に亀裂が入ると
大きなダメージを受けます。
先輩曰く、これは鎖と同じだそうです。
金属製の鎖:チェーンを
左右から引っ張ったとします。
もし鎖の一部が傷ついていれば
鎖は弱い所から切れます。
人間関係も組織も一緒で、
弱いポイントから崩壊していきます。
参加しているチームが
どんなに強固な関係があったとしても、
身近に弱くもろい関係があれば、
とたんに自分自身の生活や
精神面で大きな影響を及ぼすものです。
こんな経験ありませんか?
仕事で人間関係がうまくいっていて、
順調だったとしても、
身内に不幸や何か重大な事故などに
巻き込まれてしまって、
安否がわからない、なんてときに、
目の前の仕事にどうしても集中できない・・・。
これと同じような状況が
簡単に起きてしまうのが、
人と人とのつながりです。
これは身内だけではありません。
自分にとって重要で、
身近な人であれば、該当してしまいます。
会社内に1人でも嫌な人がいれば、
それだけでパフォーマンスは
大きく下がってくるものです。
また副業をしようとしていて、
自分のビジネスをしようとしていて、
奥さん(あるいは旦那さん)が、反対をしている
という状況は、決して好ましい状況ではありません。
むしろ、
パフォーマンスを落とす原因にも
なっているのです。
反対を押し切って、それをバネに、
みたいな話はありますし、
それによって成功したことが美談として
語られることはあったりしますが、
決して良い状態とは言えません。
うまくいくなら、
周囲との関係は良いに越したことはありませんし、
周囲との関係性が良ければ、
もっと楽にスムーズに
ことが進んだことだってあるのです。
無理やり頑張って、出した結果というのは
何かを蔑ろにし、
失った結果、得られたものでしょう。
現実創造のメカニズムからしても、
それはどこかで、
回りに回って自分に返ってくるものです。
もし何かをうまく成功に導きたいと考えるなら、
物事をどうすれば成功に導けるか?と言う
謎を解くことも重要ですが、
自分の身の回りの関係性をより良いものにして、
自分のパフォーマンスを高め、
本来の力を発揮できるように
関係性を修復しておくことの方がより重要です。
それほど、自分を中心とした人間関係は
自分の成果を決定づけるものです。
ですから、新しい人間関係をより強固にしたり、
すでに強固な関係をさらに強くするのではなく、
弱くもろい関係をどれだけ強固にできるか?
つまり、その関係性を
どれだけ修復できるか?
に意識を向けていきましょう。
人はついつい新しい繋がりを
創ったりすることに意識しがちです。
既にある関係性に着目することのほうが、
パフォーマンスは何倍も向上します。
今回紹介するのは、
人間関係修復法-Amazing Networkです。
この命名は先輩です。
といっても、現実創造のメカニズムを
応用するだけなので、
やることはとてもシンプルです。
今回はそれをより
実行可能なものにするために
具体的なステップを紹介します。
これは全部で9つのステップで、
これを厳密にやるだけで、
自分の安寧が約束されるので、
ぜひ試してみてください。
人間関係修復法の9つのステップ
STEP1:関わりの深い12人の名前をリストに並べてください。
いいですか?
12人です。
この12人はなるべく全員洗い出してください。
もし出ない場合は、それでもかまいません。
家族の場合、両親、兄弟は
必ず入れるようにしてください。
おじいちゃん、おばぁちゃんは、
関係の深さで入れるかを判断してください。
関係の深さとは自分の精神的に
大きな影響を与える人です。
大きな影響というとイメージが
湧かないかもしれませんので
補足すると、
たとえば、何かを言われたときに、
その意見にすごく影響を受けるとか、
亡くなったり、事故にあったときに、
とても心配してしまうとか、そういうものです。
家族以外の場合、
普段、日常的に関係する人を入れてください。
それは仕事の仲間かもしれません。
上司や先輩かもしれません。
親友かもしれませんし、
サークルや部活の仲間ということもあるでしょう。
この人との関係性が悪くなってしまったら、
急に力が出なくなってしまう、
みたいな想像をすると、
割り出しやすいかもしれません。
もちろん、悪いことばかりではないので、
その人が良くなったら、
自分も嬉しいみたいな人でも大丈夫です。
このあたりは、ぜひ自分の気持ちを
中心に判断してみましょう。
ぜひ家族を中心に。
その人がよくなっても悪くなっても
影響を受ける人を並べてください。
では、続いてSTEP2です。
STEP1で洗い出したリストがあれば、
その人たちを想像しながら、
ワークをやってみてください。
やることはこれです。
STEP2:この12人が完全に自分の敵であることを想像してください。
静かな部屋で、目を瞑って、
先程あげたリストの12人を
思い浮かべてください。
彼らが完全に自分の敵だと思ってみてください。
これから副業を始めようとしているのに、
会った途端、バカにしてきたり、
足を引っ張ってきたり
だからお前はダメなんだ、といってきたり、
そんなイメージです。
この人は、そんなことは言わない、
と決めつけてやらないのはNGです。
完全に敵ですから、応援など一切ありません。
彼らから来る目線、発言には
悪意があり、いかにあなたがダメか、
無謀か、何も考えていないか、を
伝えてくるのです。
存在そのものを
否定してくることもあるかもしれません。
なぜなら完全に敵ですから。
そんなイメージをして体験してみてください。
イメージしてみるとわかりますが、
とても辛い体験になるはずです。
さぁ、そんなイメージで体験したことで
あなたは何を感じましたか?
心で感じたことを
ぜひ覚えておいてください。
さて、とても怖い体験ができたところで
次のステップです。
次のステップは、今やったステップとは逆です。
全員が味方です。
STEP3:この12人が完全に自分の味方であることを想像してください。
先ほどとは一変して、
この12人が完全に自分の味方でいる
イメージをしてください。
あなたがどんなことをやろうとも、
どんなひどいことをやったとしても、
知らない誰かから責められたり、
誤解があって何か言われたとしても、
この12人だけは、絶対的な味方でいるのです。
自分が泣き言を言っても、
新しいことに挑戦しても、
顔を合わせるだけで、
笑ってくれていて、
あなたなら大丈夫。
逃げたって大丈夫。
そんなふうに、声をかけてくれて、
どんな時も手助けしてくれます。
いつも気にかけてくれていて、
この人たちだけは絶対的な味方なんだ、
と思えるようなイメージをしてみてください。
このポジティブなイメージを
想像して、体験してみてください。
体験できたら、ぜひその気持ちを
覚えておいてください。
ワークはここまでです。
STEP2で、敵である時、味方である時、
どちらも感じることができたはずです。
この2つの状態を基準にして、
現在の状態を把握します。
次のステップはこちらです。
STEP4:完全円満を100%として
現在は○%かを記入してください。
先程のSTEP2、3の2つの状態で、
完全な敵の状態を0%、
完全な味方の状態を100%としてください。
今、あなたがリストとして出した12人との
関係性はそれぞれ何%くらいの関係性でしょうか?
12人いますから、一人一人の関係性を
一度数値化してみてください。
12人分書き終えたら、全体を眺めてみます。
冒頭でもお伝えしたように、
人間関係はチェーン理論です。
いちばん数値の低いところが、
あなたの人間関係の
全体の強さを表しています。
いちばん弱いところを強化すると
あなたの人間関係の全体をベースアップできます。
多くの場合、両親との関係性が
低い場合が多いものです。
ですから、そういう場合は、
まず両親とよき関係を築くように、
関係性を修復できるように、
取り組みをしていくと
良い方向に向かいやすいです。
さぁ、あなたの人間関係のボトルネックは
誰でしょうか?
関係性が弱いところには
弱いなりの理由があるものです。
では、続いて次のステップです。
STEP5:ビフォー・アベレージを
計算して記入してください。
STEP4で出した現在の数値を平均化して、
数値を出してください。
この平均が高い(全員が70点以上)ほど、
心の安寧につながります。
平均を下げる要因は、やはり弱いところですし、
1つでも、大きく低い場合、
他が高かったとしても
平均は下がっていきますから、
そこから鎖は崩壊していきます。
たった1つでも、それは安寧を奪う要因です。
では、ここからがアクションです。
STEP6:12人との関係を素晴らしいものにするアイデアを記入してください。
❶ その人に何があっても「味方でいる」と決める
❷「生まれてきてくれて本当にありがとう
(生まれて本当によかったね、おめでとう)」
❸ その人を喜ばせる(助ける)アイデア
アイデアを考えるときは、
上記の3つのステップで考えてください。
多くの場合、味方でいる、という前提なしには
相手を喜ばせるアイデアは思い浮かぶものではありません。
相手を喜ばせるプレゼントを渡すとき、
いつだって、あなたは
その人の味方でいるはずです。
あなたを攻撃してくるような
敵に見える人に素敵なプレゼントを渡そうなんて
考える人は決して多くないでしょう。
だからこそ、
まず、何があっても味方でいる、と決めてから
その人が喜ばせるアイデアを考えていく必要があります。
関係値が弱い人とは、
それなりの理由があるでしょうから、
とても難しいワークですが、
ぜひやってみてください。
STEP7:アイデアを実行する(はじめる)日付を記入してください。
このステップでは、
アイデアをいつ実行するかを
決めましょう。
アイデアは思いつくだけでは意味がありません。
やってこそ、関係性はよくなっていくのです。
近いうちに、
その人と会う予定になっている日があるなら
それが実行を移すタイミングです。
もちろん、難しい場合もあるでしょうから、
難しい場合は、確実に実行できそうな
日付を書いてみてください。
これも実行する日を決めるからこそ、
実行されます。
特に両親と会う機会というのは
なかなかない人も多いと思いますから、
都合をつけた方が良いかもしれません。
あるいは、もしどうしても会えないのであれば、
会わなくてもできることをやってみる、
というものでも良いでしょう。
先送りしない日付を決めてください。
STEP8:実行した結果、
関係性が○%になったかを
記入してください。
STEP7で実行した日付を決めて、
実際にアクションしてみてください。
そして、相手が喜ぶことをしたのであれば、
その関係性に何か変化があったかを
感じ取り、関係性について記載してください。
何事も、測ることが大事です。
関係性なんて測れない、
と思うかもしれませんが、
感覚値で構いません。
基準はあなたですから、
一度、物差しを決めて
それを運用しながら、測ってみてください。
測れるからこそ、
努力ができ、改善していくことができます。
逆に、測れないものは努力できませんし、
改善もできないんです。
実行した結果、
前よりも良い関係性になったでしょうか?
もしなったのであれば、
よりチーム全体として強固なものになった
と言えるはずですし、
STEP2の全員が完全に味方、
という状態が再現できれば、
それほど力強いものはないはずです。
STEP9:アフター・アベレージがどうなったかを記入してください。
最後に、アクションした後の関係性の数値の
平均を出します。
平均が高い(全員が70点以上)ほど、
心の安寧につながります。
弱いところがあれば、
さらに次のアクションを考えていきましょう。
———————-
やることは実はこれだけです。
やれば、どれだけ効果があるか?
が見えてきます。
多くの場合、
関係性を狙って修復しようなんて
思うものではありません。
大概は、何もしない、
そのままにしてしまう
という状態です。
でも、それがもし自分を中心とする
12人というネットワークだとすれば、
自分のパフォーマンスを下げている要因に
なっているかもしれません。
Amazing Networkの人たちを喜ばせてみよう
人間関係はどのように修復すれば良いか?
この回答は
相手が本当にして欲しいことを今やること
言い換えると、相手が喜ぶことをしよう、
ということでした。
Amazing Networkとは、
自分を中心とする周囲12人のことです。
そして、13人目は自分です。
このサークルこそが、自分のパフォーマンスを
大きく引き上げてくれるネットワークです。
ついつい、目の前の事象に
振り回されてしまいがちですが、
自分を中心とした12人はとても
重要な役割を自分に与えてくれますから、
弱いところこそ、大事に丁寧にみていきましょう。
またAmazing Network以外にも
人間関係はありますから、
それ以外のネットワークでも
このワークは十分に活用できます。
今回は以上です。
ヒントになれば良いのですが。