こんにちは、内藤です。
以前、お金、利益はビジネスの妥当性の
指標である、という話をしました。
「指標」ですから、
よりよくしていくためにどうしていけば良いのか?
という現在の状況を把握するためのもの
です。
その状況から、さらに改善をしていくためにも
まずは「計測をする」ということが
最低限、僕らがやる必要があります。
計測に関しては、RE:THINKでも取り上げましたね。
これはお金に限らず、改善が関わるもの
全てに言えることです。
・工数の改善
・仕組みの改善
・集客の改善
・広告の改善
などなど、
ありとあらゆることにおいて言えることですから、
「改善をしたい」と感じているもので、
計測できていないものがあれば、
すぐに始めてみましょう。
改善は計測から始まります。
「集客にテコ入れをしたい」と考えているなら、
現状の集客の状況を数字として提示できますか?
「広告を改善したい」と考えているなら、
現在の広告の精度を数字として提示できますか?
「ステップメールを改善したい」と考えているなら、
現在のステップメールの反応率を
数字で提示できますか?
「申し込みを増やしたい」と考えているなら、
その申し込みまでの動線に関して数字で
提示できますか?
「工数の改善がしたい」なら、
現状の工数を数字として提示できますか?
「収益の改善がしたい」なら、
現状の収益、経費などを数字として提示できますか?
これは改善したいのであれば、できていて当たり前のことです。
とはいえ、計測って面倒ですよね。
気持ちはわかります。
ですが、計測が面倒だからといって
これをやらないとコントロールもできないんです。
もし面倒であるなら、
なるべく楽に計測できる方法を探してみましょう。
最近はいろんなツールが無料で使えて
しかも高機能なものが多いです。
かという僕も計測はやり始めれば楽しめるんですが、
案外めんどくさがってしまって、
計測できていないこともあります。
そういうものは総じて
改善できなかったりします。
だから、改善したいと思ったら
計測するということから始めます。
もし、あなたが道に迷った時、
自分の位置がはっきりとわからないから
目的地がわかっても、たどり着けないですよね。
現在位置がわからなければ、
目的地がわかってもあまり意味がないのです。
自分の位置がわかり、目的地もわかれば、
道筋は複数あるかもしれませんが、
どのルートを通るかを決めるだけです。
多くの人は、目的を定め、
きっと良いだろう道筋(手段)を選択し、動き始めます。
この時、自分の現状を把握することをおそろかにします。
順序が違います。
まず、現状把握は先です。
ですから、
まず、計測から始めてください。
それが改善のための1歩です。
「今がわからない」なら、
「その先はもっとわからない」ものです。
例えば、「お金がない」と困っている人ほど、
今月いくら出費が出て、今月いくら収入があるのか、
どこにどんな風にお金が流れているのか?
という計測が出来ていなかったりします。
計測が出来なければ、管理なんてさらにできません。
これでは、改善するための
最も有効な手段を
選択することすらできません。
これでは、ただ「博打」をやっているだけになってしまいます。
「これをやれば、うまくいくかもしれない・・・」
これは、ビジネスとは言えません。
ただの博打という遊びです。
しかも感情的な人ほど計測すらせず、
うまくいかないと嘆きながら、
全力で博打をしていたりします。
僕もそういう気質があるので、
だからこそ、計測するということに関しては、
かなり意識しています。
たまに、
「内藤さんは、そういうの得意そうですよね」
なんて言われたりもしますが、
改善したいことなのであれば、
得意とか苦手とかそういうレベルの話ではなく
計測しなければ、正確な改善ができない
という理解をしているからです。
確かに僕は計測は好きですし、分析も好きです。
改善していきたいもの、は
日々、きっちり計測して、管理していきましょう。
優秀なビジネスマンほど、
自社のキャッシュフローを
正確に把握しているものです。
今は便利な世の中になりました。
お金の管理で言えば、
MoneyFowardやFreeeという
WEBサービスが出ていますし、
口座との連携もすぐにできてしまいます。
時間計測であれば、
タイムトラッカーとか存在します。
まず計測を徹底してください。
計測できなければ、改善はできない
ぜひこんな風に覚えておいてください。
仮に、計測できておらず、
それでもうまくいったことがあるとすれば、
それは偶然うまくいっただけですから、
次の瞬間、偶然うまくいかなくなることも多いにあります。
コントロールできていないものがあるのは
フリーランス、ビジネスにおいて、
脅威であり、リスクです。
ぜひ、うまくいっている時期に、
「計測」を習慣にしていきましょう。
いざって時に、
ものすごく力になってくれるはずです。