パッケージを考える

こんにちは。内藤です。

フリーランスで活動して行くときに
メニュー表は必須なものですが、
ただタスクごとのメニュー表を準備していても微妙です。

見積もりを出す分には十分ですが、
お客さんがサービスを受けようとすると
かなり困ってしまいます。

なぜか?というと、
お客さんは、専門家ではないからです。

お客さんからしてみれば、
ある目的を達成したいがために
そのサービスを受けようとする
わけです。

しかし目的を達成するために、
どういうアプローチをすれば良いか?
がわからないから、僕らみたいな専門家、
あるいは解決してくれる人にお願いしてきます。

ですから、目的に見合ったものを提供できるものを
わかりやすく提示してあげる方が
ずっと喜ばれますし、お客さんもイメージがしやすい
ものです。

例えば、映像1つ取っても同じです。

集客に困っている
という悩みがあるとすれば、
その解決をする手段として
たまたま映像があるだけかもしれません。

でも、必ずしも映像がベストとは限りません。

ただ、お客さんとしては
「どうやら映像を作ると集客ができるみたいだぞ」
ぐらいのニュアンスで、映像を作ろうか
みたいなときだってあるわけです。

ホームページもしかりですね。

ホームページは集客できるみたいだからお願いしよう
WEBに詳しくない人は、
だいたいこういう発想をします。

ホームページ作って集客できたら
楽なんですけど、そんなわけありません。

でも、発想はさっきの映像と変わりません。

広告でもそうでしょう。

「どうやらFacebook広告が反応取れるみたいだぞ」

それで反応が取れるかどうかは、
結局、相手にしたいお客さんが
一体どこのメディアを活用しているのか?
どんな言葉を使えば目に留まるか?などで
変わってくるわけで、必ずしもFacebook広告が
良いとは限らないわけです。

twitterがいいかもしれないですし
yahooがいいかもしれません。
pixivがいいかもしれないわけです。

こんな風に、お客さんは本来目的があって
そこを達成するために、何かを依頼してきます。

だから打ち合わせの段階で、その目的を
はっきりさせることが最も重要
ですし、
それがわからなければ、ただ作って終わり、
なんてことも、現場ではよく起きます。

お金に余裕があるのであれば、
それでも良いですが、
中小企業や個人を相手にするなら、
そこまで予算もあるはずはありません。

そういう点で、僕らははっきりと
目的に見合ったパッケージを
準備してあげるのが、思いやりがあって良いのかな、
と思うのです。

では

「パッケージってなんだ?」
と思うかもしれません。

いろんな定義があるかもしれません。

日本語に訳してしまえば、

「入れ物」

ですが、僕はコンピューター用語としての
意味合いで使うことが多いです。

僕は、目的を達成することができる
全てがまとまっているもの

と捉えています。

つまり、最低限、これがないとダメだよ。

ってやつです。

ホームページ作るなら、ここまでないと困るよ
みたいなものですね。

もちろん、目的ベースで考える方が
良いと思うので、例えば、
情報発信で最低限必要な

「ホームページパッケージ」

とかでも良いかもしれませんし、

「WEBで集客するための最低限必要なパッケージ」

でも良いかもしれません。

結局、目的はお客さんが決める部分ですが、
その目的に応じて、何が必要なのか?
は僕らがわかるはずです。

ただホームページ作りますよ、

というよりは、
目的ベースでパッケージを組んであげた方が
間違いなくお客さんとしては楽ですし、
わかりやすいものです。

先ほども書きましたが、

達成したいのは、目的です。

そして欲しいのは望んでる未来です。

決して、成果物が欲しいわけではなく、
成果物で実現できる未来が欲しくて
お客さんは何かを買ったり、依頼してくるんです。

例えば、

WEBで集客するために
最低限必要なパッケージ

これを考えるなら、

・ランディングページ
・広告運用

というように
シンプルな構成かもしれません。

ホームページも必要だよ

と思うなら入れても良いでしょう
目的が達成される構成は何か?
を考えればいいわけです。

こういう例を挙げてしまうと
つい誤解してしまう人がいるので
あえて追記しておきますが、

ただモノを作ることに特化しちゃダメだ
って話をしてるわけではありません。

ただモノを作るとは、
・映像を作る
・デザインを作る
・イラストを作る
みたいなことですね。

そこを突き詰めることが悪いわけではありません。
そういう成果物を望むクライアントもいます。

重要なのは、

目的が何かをはっきりさせましょう

って話です。

ですから、状況によっては
反応率の高いデザインを作って欲しい
なのかもしれませんし、

つい目が止まるデザインが欲しい
という目的を持ってるかもしれません。

それならそれで、
その目的が達成されるパッケージを考えましょう。

仮に作るのが

「ランディングページ」

なら、その前段のメディアも重要です。

広告なら、画像のデザインはどうなのか、
記事なら記事のデザインはどうなのか
そういうのをチェックする、くらいを
入れてもいいかもしれないですし
アドバイスしますでも、いいわけです。

WEBなんて、たった1つが良くても成果が出るとは限りません。

ボトルネックをきちんと押さえないと
ダメ
だったりしますから、パッケージにそういう
アドバイスがあるだけでも喜ぶ人もいます。

こんな風になんのためにそれを作るのか?

という部分をはっきりさせてしまえば、
パッケージは自ずと決まってきます。

簡単に言えば、
ランチでいう、お得セットみたいなもの
ですね。

ぜひパッケージを考えてみてください。

目次